IMPRESSION

ヘタクソアルペンボーダーの道具に依存したインプレと、 方向音痴オフロードバイク乗りの林道迷走日記

メタルボードの特性(コピペ)

5 :テンプレ:2010/08/26(木) 07:39:37
一般にメタルボードといわれている物の特徴を端的に書くと以下の通りだ。

長所
・荒れたバーンで板がばたつかない
(・ターン前半の捉えがスムーズ)
(・エッジグリップが高い)

短所
・耐久性が低い
(・反発が少ないので楽しくない)

つづく


6 :テンプレ:2010/08/26(木) 07:41:46

もう少し細かく説明すると材料工学の話になるが、メタルボードといったって
当然メタルだけでできているわけじゃない。
従来の樹脂系素材にチターナルなどのメタル素材を組み合わせて作っているわけだ。
こういったものは複合材料と呼ばれるもので、違った素材を組み合わせることで、
それぞれの材料の特性を組み合わせることで目的に応じた特性を持つ材料とする技術だ。
例えば鉄筋コンクリートはこの複合材料の分りやすい例で、圧縮強度は高いが
引張強度は低いコンクリートと、圧縮強度は低いが引張強度が高い鉄筋を組み合わせる
ことで、圧縮強度も引張強度も高い鉄筋コンクリートを作っているわけだ。

ではメタルボードは何を目指して複合材料化しているかという話だが、
大きく分けて2つある。

1つ目は振動吸収性
実は単体での振動吸収性に関しては樹脂系材料の方が高い。
しかし物体にはそれぞれ固有振動数というものが有って、違った物体を
組み合わせることによってそれぞれの振動を打ち消すことが出来る。
分りやすい話でいうと、樹脂製の30センチ定規と金属製の30センチ定規の
端を押えて逆の端を弾くと、金属製の定規の方がいつまでも振動している。
しかし、樹脂製の定規と金属製の定規を接着剤でくっつけてしまうと、
驚くほど振動しない棒が出来るはずだ。
これは、樹脂の定規と、金属の定規で振動する周波数が違うので、
お互いの振動を打ち消しあった結果だ。
メタルボードというのはまさにこの様な理屈で振動吸収性を上げている。

つづく


7 :テンプレ:2010/08/26(木) 07:47:40
リクエストがあったのでハンマーヘッドについての自分なりの見解を書いてみるよ。
ただし、全てのハンマーヘッドといわれる板を詳細に観察したことが有るわけじゃないので、
これから書く特徴が当てはまらないモデルもあるかもしれないのは了解してほしい。

まず>>945の内容と重複するけど一般的に言われている長所・短所は以下の通り

長所
・ターンの捉えが早い
・ボードの長さの割にエッジ長が長くエッジグリップが高い
・エッジ長の割にスイングウェイトが軽く回しやすい

短所
・新雪は苦手

つづく


8 :テンプレ:2010/08/26(木) 07:48:41
もう少し掘り下げて考えてみる前にハンマーヘッドの板というのは、
シャベル部分の形状が四角い事ばかり注目されるが、いわゆる
ハンマーヘッド形状の板は従来の板よりシャベルのキックが少ない点を知ってほしい。
このことが非常に重要なんだ。
従来の板は有効エッジ長というと、板を平面に平置きして、板のヘッド方向の接地点と
板のテール方向の接地点の間の長さを指していたわけだ。
従来の板はその接地点で最大の板幅を取るように設計され、そこからシャベルが
大きめにキックされていた。
つまり、この形状だと直滑降状態でも、板を立ててターンしている状態でも
有効エッジ長は変わらない。
ところが、ハンマーヘッドの板というのは、平置きの接地点(キックが始まる点)より
もっと端で最大の板幅を取るように設計され、かつキックは小さくなっている。
つまり、平置きでは接地していなかったエッジ部分が、ターン中板が立って
かつ板がしなると接地するようになる設計になっている。
つまり有効エッジ長はターンの始動時には短く、ターン中は長く変動ことになり、
ターンの入りではスイングウェイトが軽く、ターン中はエッジグリップが向上するという
いいとこどりが可能になる。

つづく


9 :テンプレ:2010/08/26(木) 07:49:40
もうひとつの利点を考える前に逆説的に何故シャベルは大きくて丸い必要が有るかを考えたい。
この従来の形状でのメリットは、新雪で板を浮かせやすい、またブッシュに当たった時に
力を逃がしやすいという事だ。
確かにこれはメリットだ。しかし、レースボードに限って言えばこのメリットを捨てても
先端を切り詰めて接地面以外をなるべく少なくしハンマーヘッド化するのがトレンドだ。
では代わりに得られるメリットは何か?これも、2つ理由が有る。
1つ目は、雪面から浮いている部分というのは、ブルブルと不要な振動を
起こしやすく、フロントの捉えの妨げになってしまう。
これを大胆にカットすることにより防いでいる。
2つ目は軽量化。板の端部分の軽量化は慣性モーメントの低減につながり、
スイングウエイトが軽くなる。

この様な事が複合的に作用して

・ターンの捉えが早い
・ボードの長さの割にエッジ長が長くエッジグリップが高い
・エッジ長の割にスイングウェイトが軽く回しやすい

という利点を生み出していると考えている。

以上

テーマ:スノーボード - ジャンル:スポーツ

  1. 2010/09/09(木) 09:00:00|
  2. アルペンとかフリースタイルとか
  3. | コメント:4
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コメント

tommyさん

>『コレつけたら上手になるんじゃネ~?』
>『上手く見えるんじゃネ~?』
↑良いんじゃないでしょうか?e-68そのワクワクもゲレンデへ行く活力源の1つですw
新しいウェアを買ったり、ビンディングの設定を変えてみたりするのもテンション上がりますよね(^^


お試ししたい場合は、
昨年の試乗会行った時は、F2さんのブースでは貸してくれました。
その他にもっとゴツい(名前は忘れてしまいましたi-201)upzブーツさんのブース内でも貸し出してるのをチラ見した覚えがあります。
試乗会好きの私としては、やはり買う前にメーカーさんや周りの方に貸して貰って試乗するのをお勧めします。


試乗する機会がなかなか無い場合は、
まな板や塩ビやポリカーボネートを切って自作しても効果はあります。
ダイソーで買ってきたプラスティックのまな板をそのまま挟んで滑ってる人もいますよ(^^


試乗の機会も自作する時間も無かった場合は、
市販品を買うならまずは安いGREXのFCXからお試しになられるのもよろしいのではないでしょうか?


またいつでも御意見下さいe-68
自分が知りたいのは「他のアルペンボダってどんな事思ってるんだろうな?」という事なので、今回とても参考になりましたi-184

  1. 2010/12/07(火) 09:53:56 |
  2. URL |
  3. DRAGS-007 #uex3/g4E
  4. [ 編集]

早速のご返事ありがとうございます。

なんかね新しいモノ好きな訳じゃないのですが、メーカーの売り文句に誘惑されて
『コレつけたら上手になるんじゃネ~?』とか『上手く見えるんじゃネ~?』的な妄想
が頭から離れずひとりニヤけてましたが、おかげさまで眼が醒めました。。。

やはりバリバリのレーサーに尋ねると『スゲーイイ!』としか言わないし、まさか『貸してくれ!』
ってモンでもなし。。。 金払って体感するしかないですもんね。

お天気のイイ日の夕方16時頃、人も疎らになって掘れた雪の塊が気温の低下とともに
【ジャガイモ畑】か!ってほど、バーン一面ゴロゴロと転がってるようなシーンでも意のまま
ラインを刻めるのかな?(まるでパチンコ玉の上でも滑ってるような感覚ね)
それなら欲しいなと思ってましたがもう少し様子を見ることにします。
様子見てる暇があったらウデ磨きます。はい。

余談ですが、バンクーバーでもボードに支点を上げてまるでソリの様なプレートを
見かけましたが、スノーボードに見えなかったのは私だけでしょうか?
(オリンピックって何でもありか?)

突然の問い合わせにお答え戴き本当にアリガトウございました。
また寄らせていただきます。

はやく雪降るといいですね!




  1. 2010/12/06(月) 21:46:54 |
  2. URL |
  3. Tommy #-
  4. [ 編集]

tommyさん

再来ありがとうございますm(^^)m

私ごときの意見でよろしければw

板の好みに関しましては、tommyさんと同意見です。
私もやたら硬い競技者や操作性が限定される様なモデルは苦手です。
エッジが喰らい付きて抜けない症状は、メタル・グラスを問わずエッジチューニング次第になると思います。

プレートは用途次第ですね。
もし競技でコンマ何秒を争うなら迷わず使います。絶対速いですから(笑)
私はフリーランですが、知人が自作したプレートをたまに使います。
コピペにもある通りメリット・デメリットがありますので、状況によって付けたり外したりしています。
例えば、「今日はガッツリエッジを食い込ませて滑りたいから付けようかな?」とか。気分です。
でも、やっぱり無しよりも気力と体力を使うので、基本的には付け無いかな?(^^

よって『アルペンボードは皆プレートありき』では無いと思いますよ。私はねe-68
まずはその板自体の乗り味を楽しみたいので、プレートとはあくまでもオプションだと思います。
自分にとって最重要なのは、『気持ちイイかそうでないか』なので。だからその日の気分になっちゃうワケです(^_^;A


仲間内で頻繁にプレートを常に活用してるのは、脚力がある人、若しくはガタイのある人ですね。
デメリットについて度々質問していますが、慣れるとそれが普通みたいです。
  1. 2010/12/06(月) 16:39:25 |
  2. URL |
  3. DRAGS-007 #uex3/g4E
  4. [ 編集]

メタルとプレートについて

度々お邪魔します。
先日、カーブの悪態をついたものです。(笑)

ここにメタルボードの特性について書いてあったので
ご意見をお聞かせ下さい。

自分としては、堅いなって感じる板は苦手です。
あと、エッジを立てるだけで勝手に切れてく板とか
レールから外れないような、食らいつきすぎて切り
替えのタイミングがつかめないような板もNGです。
まぁ、自分にとって支配下におけないボードってコト
になるかもしれません。

メタルボード全盛ですが、最近のアルパインは皆プレート
ありきでしょうか?

今季からACTでもセパレートタイプが発売されましたよね?

メタルもプレートもその有効性が【有害振動の抑制】にあるのなら
試してみたい気もしますが、ボードが足元がガチガチになってしま
うのを恐れています。

ご友人の方々の御意見等も参考に是非お聞かせ下さい。
  1. 2010/12/06(月) 15:35:37 |
  2. URL |
  3. tommy #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

DRAGS-007

Author:DRAGS-007
種族:試乗大好きアルペンボーダー
レベル:上達心停止状態
生息地:緩斜面や勘違いバーン
好物:砂利道、坂道、洞穴、ダムカ、etc

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